心リハ指導士の出題範囲|必携と学習チェック表
心臓リハビリテーション指導士(以下、心リハ指導士)の学習範囲は運動療法だけではありません。心電図や疾患・治療、心理・患者教育、救急対応まで幅広く含まれます。学会の養成カリキュラムをもとに、テキスト『心臓リハビリテーション必携』(以下、必携)で探す章・節を整理しました(2026年9月確認)。心リハラボでは、未学習の内容と次に読む場所を記録できるチェック表にまとめて紹介します。
図1 学習範囲の全体像。分類名と学習項目は、学会「養成カリキュラム」を当サイトが要約したものです(2026年9月確認)。各領域の面積は出題割合を表していません。
全体の構成をつかんだら、チェックリストで未学習の項目を確認できます。必携で読む場所を知りたい方は、必携との対応表へ進んでください。
必携が手元にない場合でも、公式カリキュラムで項目を確かめ、これから学ぶ内容を「未学習」として記録できます。まずは知らない用語の意味を調べることから始めましょう。
学習範囲はカリキュラムと募集要項で確認する
学ぶ内容を整理する入口が養成カリキュラム、出題の元になる資料を確認するのが募集要項です。 学会の2026年度募集要項では、「審査方法」で養成カリキュラム・関連学会のガイドライン・必携が出題元として挙げられています。「講習会・試験の注意事項」には、時々のトピックスからも出題されること、運動中の病態生理・運動処方・食事療法は出題されるものの、必携や直前の講習会だけではカバーしきれない可能性があることも書かれています(2026年度の記載、2026年9月確認)。
必携だけで学習範囲が閉じるわけではありません。まずはカリキュラムを起点に学習リストを作り、ガイドラインなどで読んだ内容も同じリストに補っていきましょう(記録の仕方は後半で紹介します)。
養成カリキュラムは、指導士として何を知り、何ができるようになるかを示す学習目標の一覧です。大項目は5つあり、その中に総括目標と個別目標(1〜11)が並んでいます。大項目で分野の全体像をつかみ、個別目標で詳しい内容を確認していくとスムーズに整理できます。学会「養成カリキュラム」・「心リハ指導士とは?」(2026年9月確認)
公式の大項目名をテキストで確認する
下表の左列は公式カリキュラムの大項目名、右列は、当サイトが学習内容を短くまとめたキーワードです。
| 公式カリキュラムの大項目 | 学習範囲を見渡すためのキーワード |
|---|---|
| 心臓リハビリテーションに関連する基礎的項目 | 解剖、運動生理、心電図、心理・行動科学 |
| 病態生理および診断治療学 | 疾患の成り立ち、検査、治療、薬剤 |
| 健康評価と健康適性試験 | 運動負荷試験、測定機器、結果の読み取り |
| 心臓リハビリテーション | 総論、二次予防・教育、運動プログラム |
| 救急処置・安全性 | 急変への対応、心肺蘇生、救急薬 |
たとえば運動療法をすでに学んだ方でも、心理や救急の項目を確認すると未学習の内容が見つかります。この一覧は、分野ごとの配点や、よく出る順番を示すものではありません。 今回確認した公式資料では、学習量を配分するための分野別配点表は確認できませんでした。
受験資格や申請の準備については、心リハ指導士とはと受験資格・研修制度で詳しく解説しています。
図2 今のつまずきから、次の学習を選ぶ。心リハラボによる学習方法の提案です。非公式であり学会とは無関係です。並び順は出題頻度を示すものではありません。
各分野で具体的に何を学ぶのか
以下は、公式カリキュラムから学習項目を抜粋し、初学者向けにまとめたものです。まずは図1でなじみが薄いと感じた分野から目を通し、未学習の内容をチェック表に記録してみましょう。詳しい到達目標は公式の個別目標で確認できます(2026年9月確認)。各項目に添えたノートの整理例や自問自答の問いは、当サイトからの学習提案です。
基礎:解剖・運動生理・心電図・心理
機能解剖学:体の構造と働きを学ぶ
心臓・血管・呼吸器の構造と働きに加え、骨・関節・筋、脈拍や血圧の測定に関わる項目を学びます。「心臓の構造は図で把握する」「血圧測定は測定部位と手順を押さえる」のように、学ぶ内容に合わせて資料を探してみましょう。
運動生理学:安静時と運動時の体の働きを学ぶ
循環・呼吸・代謝、エネルギー消費、有酸素性・無酸素性代謝、臥床安静や加齢による変化などが学習項目です。METs(メッツ)などの重要用語もこの分野に含まれます。用語の意味を調べたあとは、「安静時と運動時で各指標がどう変化するか」「上肢と下肢の運動で何が異なるか」と問いを広げてみましょう。
心臓電気生理学・心電図:基本波形と変化の見方を学ぶ
誘導位置、基本波形、虚血に伴う変化、不整脈・伝導異常などを扱います。「心電図が苦手」と感じる場合は、まず「誘導位置・基本波形」と「安静時・運動中・回復期の変化」に分けて整理してみましょう。基本波形を説明できる段階なら、まだ読んでいない「心電図変化」の項目を次の課題として記録します。
心理学・行動科学:患者・家族の気持ちや行動に目を向ける
患者や家族の心理、動機づけ、行動変容、ストレスへの対処、社会復帰に関わる心理的な問題などを学びます。患者教育を学ぶ際は、食事や禁煙などの「伝える知識」と、参加や継続への「動機づけ」を分けて記録してみましょう。生活指導の内容を読んだあとも、心理や行動科学の項目に未学習の内容が残っていないか確認します。
病態・診断・治療:疾患名から検査や治療へ広げる
病態生理:病気と体の変化を学ぶ
虚血性心疾患や心不全だけでなく、肺疾患、末梢血管疾患、糖尿病、高血圧などの関連疾患も学びます。疾患名を起点にして、「安静時・運動時の反応」「合併症」「服用薬の影響」へと調べる内容を細分化していきましょう。
診断治療学:検査と治療を学ぶ
心臓エコーや画像検査、冠動脈のカテーテル治療、バイパス術、弁膜疾患の手術、重症心不全に対する治療などが範囲に含まれます。「検査」と「治療」に項目を分け、それぞれの目的や関連する合併症を調べます。普段の業務で接する機会が少ない検査や治療も、漏れなく一覧に記録しておきましょう。
評価:運動負荷試験の実施から結果の活用まで
公式の大項目名は「健康評価と健康適性試験」です。運動負荷試験の目的や適応・禁忌、測定機器の確認、呼気ガス分析、歩行による評価などを学びます。CPX(心肺運動負荷試験)も、この領域の学習項目です。
「検査名は知っているが、結果の読み方はまだ分からない」といった段階もそのまま記録できます。「機器の使い方」「実施条件」「結果の解釈」「活動や復帰への活用」に分け、どこまで理解できているかを確かめましょう。
心リハ:総論・二次予防・運動プログラム
総論:心リハの全体像をつかむ
心リハの定義、目的、構成要素、チームの構成を確認します。教材を読んだあとは「心リハとは何か」を自分の言葉で説明してみましょう。運動療法以外の要素や、チームの役割まで説明に含められているかを振り返ります。
二次予防・教育:生活指導に関わる内容を学ぶ
冠危険因子、食事、禁煙、水分、ストレス、嗜好品などの項目があります。たとえば「食事」を選ぶ場合、栄養・食品の知識、疾患に応じた指導、生活での継続支援へと内容を細分化できます。診断基準や目標値をノートにまとめる際は、参照した資料名と改訂年も一緒に記録しておきましょう。
運動プログラム:準備・実施・継続を学ぶ
種類・強度・時間・頻度・進め方に加え、監視やモニタリング、疾患や状態に応じた調整、薬剤の影響、環境条件、禁忌、継続支援などを学びます。「強度や時間は確認したが、監視やモニタリングの方法は未学習」のように分ければ、残っている課題が明確になります。
救急・安全性:急変への対応も一覧に残す
救急処置・安全性では、急変時の対応、心肺蘇生、救急薬を学びます。学習一覧には、運動プログラムとともにこの救急領域も忘れずに含めておきましょう。
手順を説明する学習と、実際の技能確認は分けて記録しましょう。このあと使う「説明できる」という自己評価は、実技の到達度や現場での対応力を認定するものではありません。
学習項目と必携で読む章を対応づける
学会公式サイトでは、『心臓リハビリテーション必携』が指導士試験に対応するテキストとして案内されています。学会の必携案内(2026年9月確認)。以下の表は、2022年増補改訂版の目次をもとに、当サイトが調べ先の章・節を整理したものです(同書の目次・奥付、2026年9月確認)。学会が公表した対応表ではなく、各節だけで該当範囲を網羅できるという意味でもありません。非公式であり学会とは無関係です。
| 学び直したい領域 | 必携の目次で探す章・節 |
|---|---|
| 機能解剖学 | Ⅰ章:循環器系の解剖と機能 → 機能解剖学 |
| 運動生理学 | Ⅰ章:循環器系の解剖と機能 → 運動生理学 |
| 心電図 | Ⅰ章:循環器系の症候と検査 → 検査、Ⅱ章:不整脈、Ⅲ章:運動負荷試験の実際 |
| 心理学・行動科学 | Ⅴ章:行動科学・心理学、社会復帰支援 |
| 病態生理 | Ⅱ章:不整脈・虚血性心疾患・心不全などの各疾患、動脈硬化・代謝疾患 |
| 診断治療学 | Ⅱ章:虚血性心疾患の治療、心臓手術における術後管理など |
| 健康評価・運動負荷試験 | Ⅲ章:運動負荷試験・身体機能評価、その他の予後予測指標 |
| 心リハ総論 | Ⅳ章:心臓リハビリテーションに関する基本的事項 |
| 二次予防・教育 | Ⅴ章:虚血性心疾患の一次予防と二次予防 |
| 運動プログラム | Ⅴ章:運動療法 → 運動処方の基本・運動処方に影響を与える薬剤など、Ⅵ章:参加と継続を阻害する因子とその対策 |
| 救急処置・安全性 | Ⅴ章:救急処置・安全性 |
表の「Ⅰ章・Ⅱ章…」は必携の章番号を表し、「→」はその中の該当項目を示しています。たとえば解剖を学ぶときは、Ⅰ章の「循環器系の解剖と機能」を開き、その中の「機能解剖学」を確認します。
心電図のように、探し先が複数の章に分かれるテーマもあります。目次を開く前に、調べたい内容を「回復期の心電図変化」のように具体的に書き出してみましょう。その言葉を手がかりに、対応表や手元の目次・索引を見比べながら、今回読む節を選びます。
また、同版の目次では、Ⅱ章にCKD(慢性腎臓病)やサルコペニア・フレイル、Ⅴ章に理学療法(心大血管術後の呼吸理学療法など)・社会復帰支援、Ⅵ章に運営に関する項目が掲載されています(同書、2026年9月確認)。これらも必携の目次から拾える補足の学習項目として一覧に追加できます。カリキュラムの見出しと書籍の章立てが、そのまま一致するわけではない点にご注意ください。
教材の購入方法や副読本選びは、心リハ指導士の教材と参考書の選び方をご覧ください。
そのまま使える学習チェックリスト
ここまでの学習項目を、ノートや表計算ソフトに書き写して使えるリストにまとめました。当サイトが作成した非公式のチェックリストであり、学会とは無関係です。 学習の抜け漏れを見つけるための抜粋ですので、詳しい目標は公式カリキュラムで補ってください(出典:学会「養成カリキュラム」、2026年9月確認)。
記入する分野へ:基礎 / 病態・診断・治療 / 評価 / 心リハ / 救急・安全性 / 補足項目
「次に読むこと」を書いてから始める
まずは下の表から未学習の項目を選び、中央の「必携の探し先」を手がかりに、右欄へ「未学習:次に読む場所」を書いてみてください。探し先は、必携2022年増補改訂版の目次をもとに当サイトが対応づけたものです(2026年9月確認)。本文の該当箇所まで照合したものではないため、見つからないときは索引や必携との対応表も使ってください。すでに読んだ内容は、図のように「学習中」「説明できる」に分けて記録します。これは当サイトの学習方法の提案です。
図3 学習状態の分け方と、架空の記入例。当サイトの学習提案です。非公式であり学会とは無関係です。
状態の説明と、つまずき別の記入例を読む・コピーする
- 未学習:まだ読んでいない段階です。用語の意味が分からない場合もここに含めます。
- 学習中:読み始めたものの、説明できない部分や未読の内容が残っている段階です。
- 説明できる:資料を閉じて内容を説明でき、読み直して抜けや誤りがないか確認できた段階です。
1つの行に複数の内容が含まれる場合は、分からない部分が残っていれば「学習中」とし、残った課題と次に読む場所を書き添えます。以下は、図2のつまずきを学習予定に変えるための当サイトによる架空の記入例です。実在の受験者の体験談ではありません。
| 今のつまずき | チェック表の右欄に残す記録の例 |
|---|---|
| 用語の意味が分からない | 未学習:「心電図の誘導」の意味と位置を、必携の目次・索引で探す |
| 読んだが説明できない | 学習中:動機づけと行動変容の説明が曖昧。必携Ⅴ章の「行動科学・心理学」を読み直す |
| 学んだ分野が偏っている | 未学習:保険診療の規則を一覧に加え、受験年度の講習会資料や学会の案内で学ぶ項目を確かめる |
読んだあとは、右欄を「今の状態/まだ分からない内容/次に読む場所」の順で更新します。「説明できる」は復習のための自己評価であり、合否や実技の到達度を判定するものではありません。
学習を終えるときは、まだ分からない内容を次回の予定として残します。たとえば「心理を復習する」だけでなく、「動機づけと行動変容を調べ、必携Ⅴ章で解説を確認する」のように具体化してみましょう。そうすれば、次回スムーズに目次を開いて学習を再開できます。
基礎のチェック
| 確認する学習項目 | 必携の探し先 | 状態・次に調べること |
|---|---|---|
| 心臓・血管・呼吸器の構造と働き | Ⅰ章 機能解剖学 | |
| 骨・関節・筋と身体機能、脈拍・血圧の測定 | Ⅰ章 機能解剖学 | |
| 安静時と運動時の循環・呼吸・代謝 | Ⅰ章 運動生理学 | |
| METs、エネルギー消費、臥床安静・加齢 | Ⅰ章 運動生理学 | |
| 心電図の誘導位置と基本波形 | Ⅰ章 循環器系の症候と検査(検査) | |
| 虚血に伴う心電図変化、不整脈・伝導異常 | Ⅱ章 不整脈、Ⅲ章 運動負荷試験の実際 | |
| 患者・家族の心理、社会復帰に関わる問題 | Ⅴ章 行動科学・心理学、社会復帰支援 | |
| 動機づけ、行動変容、ストレスへの対処 | Ⅴ章 行動科学・心理学 |
病態・診断・治療のチェック
| 確認する学習項目 | 必携の探し先 | 状態・次に調べること |
|---|---|---|
| 循環器疾患と関連疾患の病態・合併症 | Ⅱ章 各疾患、動脈硬化・代謝疾患 | |
| 疾患や服用薬と、安静時・運動時の反応 | Ⅱ章 各疾患、Ⅴ章 運動処方に影響を与える薬剤 | |
| 検査の目的と特徴 | Ⅰ章 循環器系の症候と検査(検査) | |
| カテーテル治療・手術・重症心不全治療 | Ⅱ章 虚血性心疾患の治療、心不全、心臓手術における術後管理 |
評価のチェック
| 確認する学習項目 | 必携の探し先 | 状態・次に調べること |
|---|---|---|
| 運動負荷試験の種類・実施条件・測定機器 | Ⅲ章 運動負荷試験に用いられる機器、運動負荷試験の実際 | |
| 呼気ガス分析、身体機能評価、結果の活用 | Ⅲ章 心肺運動負荷試験、身体機能評価、その他の予後予測指標 |
心リハのチェック
| 確認する学習項目 | 必携の探し先 | 状態・次に調べること |
|---|---|---|
| 心リハの定義・目的・構成要素 | Ⅳ章 心臓リハビリテーションに関する基本的事項 | |
| 心リハに関わるチームの役割 | Ⅳ章 心臓リハビリテーションに関する基本的事項 | |
| 冠危険因子と、食事・禁煙などの教育 | Ⅴ章 虚血性心疾患の一次予防と二次予防 | |
| 水分、ストレス、嗜好品に関する学習 | Ⅴ章 一次予防と二次予防(嗜好品・水分)、行動科学・心理学 | |
| 運動の種類・強度・時間・頻度・進め方 | Ⅴ章 運動療法(運動処方の基本) | |
| 監視、薬剤、環境条件、禁忌、継続支援 | Ⅴ章 運動療法、Ⅵ章 参加と継続を阻害する因子とその対策 |
救急・安全性のチェック
| 確認する学習項目 | 必携の探し先 | 状態・次に調べること |
|---|---|---|
| 急変時の対応と心肺蘇生 | Ⅴ章 救急処置・安全性 | |
| 救急薬の種類・作用に関する学習 | Ⅴ章 救急処置・安全性 |
必携や講評から見つけた項目を追加する
教材を読み進めるうちに、上の表にない学習項目が見つかることもあります。下表は、必携の目次と次節で紹介する試験講評から拾った補足欄です。中央の列や、カッコ内に書いた資料名を手がかりに、学習内容を確認してください。
| 追加で確認する学習項目 | 必携の探し先 | 状態・次に調べること |
|---|---|---|
| CKD | Ⅱ章 動脈硬化・代謝疾患 → 慢性腎臓病(CKD) | |
| サルコペニア・フレイル | Ⅱ章 サルコペニア、フレイル | |
| 理学療法・心大血管術後の呼吸理学療法・社会復帰支援 | Ⅴ章 理学療法(心大血管術後の呼吸理学療法)、社会復帰支援 | |
| 心リハの運営 | Ⅵ章 心臓リハビリテーションの運営 | |
| 保険診療の規則(第27回・2026年試験講評) | 目次に独立した節なし | |
| 自分で追加する項目: |
出典:『心臓リハビリテーション必携』2022年増補改訂版・目次、第27回試験講評(いずれも2026年9月確認)。補足欄も当サイトによる整理です。
試験講評と受験年度の案内をどう使うか
カリキュラムに加え、受験年度の募集要項と試験講評を確認すると、学ぶ資料や準備の条件をすっきり整理できます。
図4 資料の役割と年度の読み分け。学会の養成カリキュラム・必携案内・2026年度募集要項・第27回試験講評・試験案内をもとに当サイト作成(2026年9月確認)。
必携・ガイドライン・講習会資料をつなげる
参照する資料が増えても、学習項目ごとに紐づけて記録できます。以下は当サイトによる記録方法の提案です。
- 必携で調べた項目に、資料名・版(改訂年)・読んだ節を書き添える。
- 講習会資料などで知らない言葉や追加の資料が示されたら、対応する学習項目に「次に調べること」として残す。
- ガイドラインを読むときも、調べたい項目と参照した改訂年を記録する。手元の資料で説明が異なる場合は、対象や条件の違いを確認する内容として残す。
2026年実施の第27回試験講評では、基礎から疾患・治療、生活指導・心理、保険診療の規則まで幅広い内容を扱い、自職種以外の業務や知識も問うことが説明されています。第27回試験講評(2026年9月確認)。たとえば保険診療の規則が学習一覧になければ補足欄へ加え、受験年度の講習会資料や学会の案内で学ぶ内容を確認しましょう。
試験形式は受験する年度の要項で確認する
過去の実施形式は試験対策の参考になります。ただし受験時の条件を調べる際は、学会の試験案内から開いた資料の年度も必ず確かめてください。
参考:2026年の試験形式を見る
第27回試験講評によると、試験形式は50問・60分のマークシート方式でした。原則は5つの選択肢から1つを選び、一部の問題では2つを選ぶ形式です(出典:第27回試験講評、2026年9月確認)。これは2026年の実績です。
2027年度の試験は2027年7月19日、講習会は7月4日と案内されています。2026年9月28日に確認した学会の試験案内の募集要項リンクは2026年度版でした。2027年度の問題数・試験時間・解答形式は確認できませんでした。受験する年度の募集要項が公開されたら、あらためて確認してください。
心リハラボの記事で復習する
教材を読んで用語や全体像がつかみにくかった項目は、対応する解説記事で復習できます。下のリンクは、各領域の一部を学ぶ入口です。
| 復習したい内容 | 関連する解説記事 |
|---|---|
| 心リハの全体像 | 心臓リハビリテーションとは |
| 運動生理で出てくる用語 | METsとは |
| 運動負荷試験・呼気ガス分析 | CPX(心肺運動負荷試験)とは |
| 運動プログラムと安全性の学習 | 心臓リハビリの禁忌・中止基準 |
記事を読んだあとは、チェックリストの該当項目に戻り、説明できるようになった内容と残る疑問を書き足してみてください。
まとめ
- 学習範囲は基礎・疾患・評価・心リハ・救急まで広く見渡し、具体的な項目に分ける。
- 必携の章・節と対応づけ、チェックリストで未学習の項目と次に読む場所を決める。
- 自分の業務以外の項目も学習一覧に残し、試験の実施条件は受験年度の公式資料で確認する。
参考文献・出典
- 日本心臓リハビリテーション学会「心臓リハビリテーション指導士養成カリキュラム」(2026年9月確認)
- 日本心臓リハビリテーション学会「心リハ指導士とは?」(2026年9月確認)
- 日本心臓リハビリテーション学会「心臓リハビリテーション指導士試験について」(2026年9月確認)
- 日本心臓リハビリテーション学会「心臓リハビリテーション必携」(2026年9月確認)
- 日本心臓リハビリテーション学会「心臓リハビリテーション必携」2022年増補改訂版、目次・奥付(手元資料は2024年発行の第3刷、2026年9月確認)
- 日本心臓リハビリテーション学会「第27回心臓リハビリテーション指導士認定試験講評」(2026年実施、2026年9月確認)
- 日本心臓リハビリテーション学会「心臓リハビリテーション指導士認定試験のご案内」2026年3月、募集要項「審査方法」「講習会・試験の注意事項」(2026年9月確認)
よくある質問
Q. 必携をまだ持っていなくても、学習範囲を確認できますか?
A. 学会サイトの養成カリキュラムで確認できます。まずは項目を読み、これから学ぶ内容をチェックリストに残してみてください。必携を用意したら、この記事の対応表で読む章・節を探せます。
Q. このチェックリストができれば、試験範囲をすべて学んだことになりますか?
A. チェックリストは、公式カリキュラムの学習項目を当サイトがまとめ直した抜粋です。学習の抜けを探す入口として使い、詳しい到達目標は公式カリキュラム、出題資料や実施条件は受験年度の募集要項でも確認してください。
この記事を書いた人
心リハラボ管理人 臨床経験10年以上の理学療法士
循環器クリニック勤務の現役理学療法士。心臓リハビリテーション・運動療法を専門に、臨床で学んだことを整理して発信しています。心臓リハビリテーション指導士(2027年または2028年に受験予定)を目指して学習中です。
- 理学療法士(臨床経験10年以上)
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 地域糖尿病療養指導士
内容の誤りにお気づきの際は、お問い合わせフォームからお知らせください。確認のうえ修正し、最終更新日を更新します。
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